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50センチの距離
第1章 オムライス
ココは、朝7時から昼2時までが喫茶店。
休憩を挟んで夕方6時から11時までがバーになる。
そんな変則的な営業時間の理由は、高塚さんが、
『コーヒーも酒も好きで、喫茶店かバーをやりたかった。』
というもの。
どっちもやってる理由は、最初は喫茶店だけだったけど、場所がオフィス街の中だから朝のモーニングタイムと昼のランチタイム以外はほぼ開店休業状態で、暇だったから、場所に合わせて変えた結果、だということだった。
昼休みが終わる13時過ぎにはお店も落ち着く。
「お腹すいた〜…でもとりあえず何か冷たいもの下さい!水分取らないと熱中症になりそう!」
すぐにお水を出してくれる。水面にレモンスライスも添えて。
飲むとほんのりレモンの風味と、塩味がした、気がした。
「お塩、入れてます?」
「ひとつまみ。熱中症には真水より薄い塩水の方が吸収がいいから。でもほとんどわからない程度だけど。味覚鋭いね。」
そう言ってニヤ、と笑う高塚さんはカッコいい。と、思う。
休憩を挟んで夕方6時から11時までがバーになる。
そんな変則的な営業時間の理由は、高塚さんが、
『コーヒーも酒も好きで、喫茶店かバーをやりたかった。』
というもの。
どっちもやってる理由は、最初は喫茶店だけだったけど、場所がオフィス街の中だから朝のモーニングタイムと昼のランチタイム以外はほぼ開店休業状態で、暇だったから、場所に合わせて変えた結果、だということだった。
昼休みが終わる13時過ぎにはお店も落ち着く。
「お腹すいた〜…でもとりあえず何か冷たいもの下さい!水分取らないと熱中症になりそう!」
すぐにお水を出してくれる。水面にレモンスライスも添えて。
飲むとほんのりレモンの風味と、塩味がした、気がした。
「お塩、入れてます?」
「ひとつまみ。熱中症には真水より薄い塩水の方が吸収がいいから。でもほとんどわからない程度だけど。味覚鋭いね。」
そう言ってニヤ、と笑う高塚さんはカッコいい。と、思う。