この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
50センチの距離
第40章 birthday cake
ケーキが小さいのと、全体にデコレーションが入ってるから、ロウソクを立てる場所もなくて、考えた結果、数字の形のロウソクの2と4を買ってトレイに2個並べて置いた。

「消す?」

昼間だからあたりはまだ明るくてムードはイマイチだけど、ライターで火をつけた。

「…コレも写真撮っていい?」

「早くしないと溶けるよ」

携帯でもう1枚写真を撮り、ロウソクを吹き消した。
上に立てるとケーキにロウが垂れ落ちるけど、別皿だとその点は心配しなくていいな…
ロウソクの火が消えたから、ケーキにナイフを入れる。
金粉の境界線でぴっちり半分に2カットし、プレートと金粉の側をチカに、もう半分を自分の皿に。

食べちゃうのもったいない、なんて言ってたくせに、切ってしまうとその呵責もなくなったのか、躊躇なくフォークを突き立てる。

「いただきまーす!」

ケーキをひと口含んだチカの目が、ん!と大きく開く。
この顔も好き。美味しい顔だ。

「美味しい…コーティングもチョコなのに中もチョコなんだね…でも甘ったるくなくてオレンジの風味がする。オレンジピールかな⁉︎」
/507ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ