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50センチの距離
第42章 アッラ ルチアーナ(タコとトマトのパスタ)
ナポリタンを仕上げ、小振りなサラダボウルに2つ盛って出すと、隆がヒロを、クミちゃんがユウを膝に乗っけて、カウンターで一緒に食べさせる。
イスは借りたけどテーブルが無かったんだよな。コウスケのアウトドアセットはテーブルと椅子が一体になったヤツと、このイスだけ、しかなくて。テーブルセットはスペース的にここで広げるのは無理だった。
子供にナポリタンを食べさせ、
「ショウ兄、美味かった。ありがとう。」
「ご馳走さまでした!」
「いくら?」
「金取る気なかったけど…」
「いや、俺もたかる気なかったし…」
「ウチのランチは750円だよ。じゃあ3人前貰おうかな。ジュースと食後のコーヒーはサービスにしとくから飲んでけよ。」
「サンキュー」
「あ、私ミルク多めにして欲しいです…」
「あ!俺も!」
「カフェラテな。アイス、ホットどっち?」
「アイスで!クミも冷たいのでいいよな?」
「うん。」
「OK、ちょい待って。」
コーヒーを凍らせた氷をグラスに入れ、エスプレッソを淹れてから冷たいミルクを注ぐ。
焦げ茶色と白のツートン、境界線からじわじわとベージュに変わっていくこの色合い、結構好きだったりする。
イスは借りたけどテーブルが無かったんだよな。コウスケのアウトドアセットはテーブルと椅子が一体になったヤツと、このイスだけ、しかなくて。テーブルセットはスペース的にここで広げるのは無理だった。
子供にナポリタンを食べさせ、
「ショウ兄、美味かった。ありがとう。」
「ご馳走さまでした!」
「いくら?」
「金取る気なかったけど…」
「いや、俺もたかる気なかったし…」
「ウチのランチは750円だよ。じゃあ3人前貰おうかな。ジュースと食後のコーヒーはサービスにしとくから飲んでけよ。」
「サンキュー」
「あ、私ミルク多めにして欲しいです…」
「あ!俺も!」
「カフェラテな。アイス、ホットどっち?」
「アイスで!クミも冷たいのでいいよな?」
「うん。」
「OK、ちょい待って。」
コーヒーを凍らせた氷をグラスに入れ、エスプレッソを淹れてから冷たいミルクを注ぐ。
焦げ茶色と白のツートン、境界線からじわじわとベージュに変わっていくこの色合い、結構好きだったりする。