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50センチの距離
第42章 アッラ ルチアーナ(タコとトマトのパスタ)
カウンターにグラスを置こうとした時、ドアベルが鳴って誰かが入ってきた。クローズの表示なのに、と思ったらチカだった。
「もう!高塚さん!何回も電話したのに!」
「あれ?野田さん?」
「え?、あ!隆さんとクミさん!え、今日ダメだった?」
「いや別に。言うの忘れてたな。今日こいつらに昼飯食いに来いって言ってたんだよ。チカも食べるか?」
「食べます!」
「あれ、野田さんとショウ兄…付き合いだしたの?」
あ!そういや家族には別に言ってない、けどチカのことは知ってたんだった!
「あ…その、まぁ…」
「いつの間に⁉︎」
コソコソと厨房に逃げようとしたら
「高塚さん!ズルい!逃げちゃダメ!置いてかないで!」
とチカに怒られた。
結局、カフェラテを2つ出し、子供を抱いたまんまニヤニヤとストローでカフェラテをかき混ぜる2人の視線に晒されながら、気まずい数分を過ごす。
「もう!高塚さん!何回も電話したのに!」
「あれ?野田さん?」
「え?、あ!隆さんとクミさん!え、今日ダメだった?」
「いや別に。言うの忘れてたな。今日こいつらに昼飯食いに来いって言ってたんだよ。チカも食べるか?」
「食べます!」
「あれ、野田さんとショウ兄…付き合いだしたの?」
あ!そういや家族には別に言ってない、けどチカのことは知ってたんだった!
「あ…その、まぁ…」
「いつの間に⁉︎」
コソコソと厨房に逃げようとしたら
「高塚さん!ズルい!逃げちゃダメ!置いてかないで!」
とチカに怒られた。
結局、カフェラテを2つ出し、子供を抱いたまんまニヤニヤとストローでカフェラテをかき混ぜる2人の視線に晒されながら、気まずい数分を過ごす。