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50センチの距離
第42章 アッラ ルチアーナ(タコとトマトのパスタ)
カララン!と派手にドアベルを鳴らし、出ていった後ろ姿を見送りながら、チカがテーブルに残ったグラスをカウンターに乗せ、折畳みイスとレジャーシートを畳んで片してくれる。
グラスをシンクに引いて、パスタを2人前茹でながらルチアーナのソースを温める。
「隆さんたち、良かったの?」
「うん、昼飯食いにきただけだし、もう食い終わってドリンクも飲んだからいいんだろ。…キューピッドから金取らなくても良かったかなぁ…」
「え?」
「いや?なんでもない。独り言。」
カウンターに置いていった金を回収し、コレはレジに入れずに今度チビどもになんか買ってやろうかな、と思いながら、使い古しの銀行の封筒に入れ、レジの小銭トレイの下に敷いた。
ーfinー
グラスをシンクに引いて、パスタを2人前茹でながらルチアーナのソースを温める。
「隆さんたち、良かったの?」
「うん、昼飯食いにきただけだし、もう食い終わってドリンクも飲んだからいいんだろ。…キューピッドから金取らなくても良かったかなぁ…」
「え?」
「いや?なんでもない。独り言。」
カウンターに置いていった金を回収し、コレはレジに入れずに今度チビどもになんか買ってやろうかな、と思いながら、使い古しの銀行の封筒に入れ、レジの小銭トレイの下に敷いた。
ーfinー