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50センチの距離
第45章 インスタントコーヒー
「せっかくここに来たから、一緒に風呂入りたかったケド…そんな煽られたらもう我慢したくないんだけど?」

再び後頭部を引き寄せ、額をコツンと合わせる。
ん、と舌を突き出し、同じことをしろ、とジェスチャーをする。

チカが小さく開いた口から恐る恐る舌先を出した。

緊張と期待に震える先端を自分の舌でぺろっと舐める。
 
ひゃっ!っとチカの舌が引っ込んだ。

「先端って、神経が集中するからイチバン敏感なんだよな」

ニヤ、と笑うと、チカは目を閉じ、少し口を開いた状態でキスをねだってくる。
それに応えながらそっとカーディガンを脱がせた。

下に着てたカットソーの裾から手を忍び込ませ、ブラの隙間に指を差し入れる。
行き場を求めて彷徨うチカの手も、俺のTシャツの裾から入ってきた。

服を着たまま、お互いの身体をまさぐる。
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