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50センチの距離
第46章 ラテアート
カプチーノを飲み終え、プロポーズ、てのをぼんやり考える。
指輪やバラの花束渡して結婚してください、なんて、昔のドラマなんだろうが、じゃあどんなのが今どきなのか、と言われても皆目見当もつかん。SNSを使って、とかなのか?…俺のガラじゃない。
だいたい指輪を買おうにもチカの指輪のサイズも知らん。誕生日に買ったの小指用だったし。アレは確か5号とか言ってたケド、薬指が何号なのかは分からん。自分の指が何号かも知らんし。チカと自分の手の大きさや、チカの小指と薬指の比率で指輪のサイズを類推する、なんて高等なテクニックも持っちゃいない。
事前に用意するのは無理だ。バラの花束ってのもチガウ気がするし、俺らしくって言ったらやっぱ料理か、カクテルか、コーヒーくらい。
料理にメッセージ?オムライスにケチャップで書くってのもイマイチ。第一細かい文字は無理だ。ハートなんて新婚主婦でもやらんだろ?スマイルマークじゃお子様ランチだし。
カクテル、メッセージプレート付きのピックかマドラー添える?なんかチガウんだよなー。
となると、ラテ?
他の人にはしないハートマークでも入れてみるか?でもそれだけじゃプロポーズとしてはちょっと弱いよなー。基本的すぎるハート型だけじゃこんなの出来るんだ、かわいー、で終わるよな、絶対。
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