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50センチの距離
第46章 ラテアート
ランチタイムはいつもの通り盛況で嬉しい悲鳴ってヤツだ。
ランチは薄利だからそんな儲けは無いんだけど、それでも閑古鳥で仕入れた食材無駄にしちまうこと考えたら、有難いことだし、この戦場のようなドタバタは嫌いじゃない。
1時間半でカタが着く短期決戦だし、1時過ぎて客が落ち着いた時はやり切った達成感みたいなものがある。それを朝昼1日2回も味わえるってのは、他の仕事では得難いんじゃないだろうか。イタリアンレストラン時代も、バイト時代も、繁忙期は勿論あったけど、何処の店でも人手があった。厨房もホールも何人も人間が居て、それを纏める仕事もあった。レストランでは仕分けと言ったが、要はホールと厨房の連絡係だ。ただ注文を通すだけじゃない、全てのメニューの所要時間を把握していて双方の進捗を見ながらホール係に指示を出してオーダーを取ったり、厨房にオーダーを通す、本当にオーケストラの指揮者のような要のポジションだ。
チェーンの居酒屋とかには居ないことが多い。個室に分かれてるとテーブルの進捗が見えないし、殆どのスタッフが慣れないバイトだから大体ごたついてる。忘年会シーズンや、歓送迎会が増える春先の繁忙期になると頼んだものが中々来ないとか、オーダーを間違える、なんて不手際も多々起こる。
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