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50センチの距離
第48章 紫蘇ジェノベーゼ
「じゃあ、たくさん食べれるように加工すれば?」

「どうやって?」

「胡麻油と醤油に漬けるか…いや、オリーブオイル…大葉…ジェノベーゼ風にしてみるか?」

「ジェノベーゼ?ってバジルじゃないの?」

「そうだけど。バジルもシソ科だし…まぁやったことはないけどできなくはないと思うよ。せっかくたくさんあるんだし。チカ、フードプロセッサー持ってる?」

「…ない…」

「じゃあ、店行くか?」

「うん!」

届いたばかりのオリーブオイルと瓶詰めオリーブ、大量の大葉を持って、オンブラージュに向かう。
店に付き、材料の準備。大葉は洗ってあったから、キッチンペーパーを広げ、適当に並べて水気を切る。

ホントは松の実を使うトコだけど、ジェノベーゼは店のメニューにないから松の実なんて買ってない。ツマミ用のミックスナッツで代用。フードプロセッサーにナッツ、ニンニク、粉チーズ、オリーブオイルを少し入れ、蓋をして撹拌。
ナッツが砕ける硬い音がちょっと落ち着いたら、水気を切った大葉を投入して撹拌。緑のペーストができたら一度蓋を開けてオリーブオイルを少しずつ追加、攪拌を繰り返して固さを調整。
ミックスナッツに塩がついてるから塩は味見しながらちょっとずつ。

「…こんなもんかな」

できあがったペーストをガラスの保存容器に移し、カッターに気をつけながらゴムベラでこそげとる。取りきれない部分を指で拭い、チカに味見させてみた。
躊躇なく俺の指を口に含み、ちゅぱっと舐めとる。

「美味しい!ジェノベーゼ!」

「だろ?」
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