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50センチの距離
第48章 紫蘇ジェノベーゼ
パスタを茹でるにはまだ早い。バゲットに塗って食べてみた。

「間違いないよね、コレは!」

「コレなら食べられるだろ?」

「うん!」

「夜はコレでパスタ作って、残りは持って帰りな。」

「ありがとう!」

「…さて。晩飯まで何する?」

中途半端に時間が空くと、いつもこうなる。
ヤリ目じゃないんだからキチンとデートしよう、と思ってはいるんだけど、思ったところで気の利いたデートコースなんぞ思いつくモンでもなく。映画を観に行く事もあるけど、映画ってコレがやってるから観に行こう、と事前に決めて行くもんで、時間が空いたからって都合よく観たいものが掛かってるなんてことはない。
ディスクレンタル…今は配信のが主流か…どっちにしても部屋で観る、てのもなんか違う気がする。映画は、やっぱそれしかない、あの空間で観るのがいいんであって、部屋で観るのはTVと変わらんから、なんか気が散るっていうか、2時間てすごく長く感じる。
どうしても映像以外のものが視界に入るから世界に移入しにくいのかなもな。
ベッドに座ったりしてるとどうしても手持ち無沙汰で傍に居るチカの身体を触ったりする。髪の香りとか、柔らかい手触りとか、不意に声なんか出された日にゃソッチが気になって映画どころじゃないし。
結局、週イチしかタイミングがないから俺はヤリたいんだ。いい歳してと自分でも思うよ。だけどしょうがない。チカが可愛いんだもん。
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