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50センチの距離
第10章 モスコミュール
「…私たち、付き合って3年になるんだよ…もう飽きたんじゃないの。」
「…アイツに限ってそれはない。これだけは言っとく。俺は、アイツとは幼馴染みで、お前たちより長い付き合いだ。アイツのことはよくわかってる。アイツは、ちょっとバカだけど、お前を裏切るようなことはしない。オンナの影があるなら何か理由があるはずだ。誤解だよ。」
「だって!携帯見ちゃったんだもん…」
あぁ…破局の原因になるパターンのヤツか…
「里見は、自分の携帯見られてもいいのか?後ろめたいことなんかなくても、なんか疑われてるみたいでイヤじゃない?」
「…やだ…」
「…でもヒトのはみるんだ?」
「だって!お互い、お風呂とトイレには携帯持ち込まないって約束したのに、最近どこ行く時も携帯肌身離さず持ち歩いてて!それが昨日、偶々テーブルに置いてあって。携帯が鳴ったからチラッと見たら、昨日は楽しかったね、また行こうね!ってメッセージが、一瞬だったけど見えて!コウスケ、一昨日友達の家に行くって言ってたのに浮気だったの!男友達だったらそんなメッセージ送ってこないよ!」
「…アイツに限ってそれはない。これだけは言っとく。俺は、アイツとは幼馴染みで、お前たちより長い付き合いだ。アイツのことはよくわかってる。アイツは、ちょっとバカだけど、お前を裏切るようなことはしない。オンナの影があるなら何か理由があるはずだ。誤解だよ。」
「だって!携帯見ちゃったんだもん…」
あぁ…破局の原因になるパターンのヤツか…
「里見は、自分の携帯見られてもいいのか?後ろめたいことなんかなくても、なんか疑われてるみたいでイヤじゃない?」
「…やだ…」
「…でもヒトのはみるんだ?」
「だって!お互い、お風呂とトイレには携帯持ち込まないって約束したのに、最近どこ行く時も携帯肌身離さず持ち歩いてて!それが昨日、偶々テーブルに置いてあって。携帯が鳴ったからチラッと見たら、昨日は楽しかったね、また行こうね!ってメッセージが、一瞬だったけど見えて!コウスケ、一昨日友達の家に行くって言ってたのに浮気だったの!男友達だったらそんなメッセージ送ってこないよ!」