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50センチの距離
第10章 モスコミュール
…かなり黒に近いグレーの話だな…
「…そのラインが、誰から来たやつかは里見は知ってるのか?」
里見はふるふるとかぶりを振る。
「名前までは見てない…でも女のコのアイコンだった!ロリキャラみたいな!」
「…本人にはちゃんと聞いたのか?」
「コウスケに、一昨日ホントはどこ行ってたの、って聞いても友達の家としか言わないし。だいたい本人に聞いたってしらを切るに決まってんじゃない!」
そりゃそうだけどさ…
「で。里見はどうしたいの。もし、コウスケが浮気してたら、別れる?」
「別れ…別れるよ!」
一瞬の躊躇いに、里見の本心が伺える。
「じゃあ、ホントに誤解だったら?」
「誤解じゃない…と、思う…」
「さぁ?俺はコウスケじゃないから、ホントのところはわからんな。で、誤解だったら仲直りできんのか?」
「…………」
「よく考えろ。お互い話し合って、わだかまりなくやり直していけるのか、やり直してやっていきたいのか、誤解だったとしても、もう別の道を選びたいのか。」
「…………」
「…そのラインが、誰から来たやつかは里見は知ってるのか?」
里見はふるふるとかぶりを振る。
「名前までは見てない…でも女のコのアイコンだった!ロリキャラみたいな!」
「…本人にはちゃんと聞いたのか?」
「コウスケに、一昨日ホントはどこ行ってたの、って聞いても友達の家としか言わないし。だいたい本人に聞いたってしらを切るに決まってんじゃない!」
そりゃそうだけどさ…
「で。里見はどうしたいの。もし、コウスケが浮気してたら、別れる?」
「別れ…別れるよ!」
一瞬の躊躇いに、里見の本心が伺える。
「じゃあ、ホントに誤解だったら?」
「誤解じゃない…と、思う…」
「さぁ?俺はコウスケじゃないから、ホントのところはわからんな。で、誤解だったら仲直りできんのか?」
「…………」
「よく考えろ。お互い話し合って、わだかまりなくやり直していけるのか、やり直してやっていきたいのか、誤解だったとしても、もう別の道を選びたいのか。」
「…………」