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50センチの距離
第12章 ティラミス
結局、今日も店の方向に足が向く。
12時50分くらいに向かうと、お会計してる人がいるくらいでほぼ落ち着いてる。
「野田さん。いらっしゃい。」
高塚さんはいつもと変わらなかった。
日替わりランチはオムライス。今日は中身が中華風のチャーハンになってて、ふんわり卵と餡がかかってるヤツだった。
「いただきまーす!」
ひと口掬って食べるとやっぱり美味しい!
パクパク食べながら、
「今日は時間的にちょっと余裕あるから食後のコーヒーも貰おうかな?」
「了解。」
やっぱり、こういう距離感がいいんだろうなぁ…
異性として意識してしまうから、些細なことに傷つくし、一喜一憂しちゃうんだ。私と高塚さんは、客とマスター。
客とマスター。
自分に言い聞かせるように、オムライスを咀嚼しながら心の中で呟いた。
その時、軽やかなドアベルの音が響く。
「ショウさーん!」
昨日の女の人だ!
昨日と打って変わって晴れやかな顔してるけど…
12時50分くらいに向かうと、お会計してる人がいるくらいでほぼ落ち着いてる。
「野田さん。いらっしゃい。」
高塚さんはいつもと変わらなかった。
日替わりランチはオムライス。今日は中身が中華風のチャーハンになってて、ふんわり卵と餡がかかってるヤツだった。
「いただきまーす!」
ひと口掬って食べるとやっぱり美味しい!
パクパク食べながら、
「今日は時間的にちょっと余裕あるから食後のコーヒーも貰おうかな?」
「了解。」
やっぱり、こういう距離感がいいんだろうなぁ…
異性として意識してしまうから、些細なことに傷つくし、一喜一憂しちゃうんだ。私と高塚さんは、客とマスター。
客とマスター。
自分に言い聞かせるように、オムライスを咀嚼しながら心の中で呟いた。
その時、軽やかなドアベルの音が響く。
「ショウさーん!」
昨日の女の人だ!
昨日と打って変わって晴れやかな顔してるけど…