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50センチの距離
第13章 ブルスケッター Tasting of the cake ー
その日の夜、野田さんがまた店に来てくれた。
初めて見る男と一緒だった。

「こんばんは、高塚さん。」

「いらっしゃい。」

「藤本くん、こちら、マスターの高塚さん。高塚さん、彼氏の藤本くんです。土曜日、2人で来させてもらいますね。」

「あ、あぁ、どうも。無理言ってごめんね」

「いいぇー。美味しいケーキが食べられるんですもん。こっちがお礼言わなきゃ。」

と、笑う野田さんの横で、男がぺこりと頭を下げる。
俺もつられてぺこりと頭を下げた。

「今日は、何か食べる?」

「いえ、藤本くんの紹介のつもりで寄ったので、今日はこれで失礼します。」

「そっか。じゃ…わざわざごめんね、ありがとう。」

「じゃ、また!」

「あ、時間は、どうしよう、ケーキはお昼頃に届くはずなんだけど。」

「じゃ、お昼食べちゃうとあんまり食べられないかもだから、お昼食べずに来ます!」

「え?昼飯ケーキにするってこと?」

藤本とという男が驚いて野田さんを見る。そりゃそうだろうなぁ…

「あ、それは…甘いものだけじゃアレだから、口直しというか、間に挟むようの軽食はつくるよ。サンドイッチかパスタくらいなら…」

「あ!それ嬉しい!」

「あ、なら大丈夫かな…」

「じゃ、そういうことで!」

2人は店を出て行った。

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