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第13章 ブルスケッター Tasting of the cake ー

土曜日。
昼前に里見がケーキ持って来てくれる。
試食用だから、普通のカットケーキより小さい、ブッフェのデザートみたいなサイズのを色々持って来てくれた。
とりあえずはじめは、本日のケーキとして1日に1ホールくらいを予定してて、売り切れ御免にしようと思ってる。それから出方次第で増やすかどうか決めたい、と話をしたら、堅実だと思う。それで客層の需要もわかるしね、と里見も賛成してくれた。
1ホール程度で配達してもらうわけにもいかんから、休憩時間に店まで取りに行く、ということにした。
それならケーキを買いに行くのと変わらんし、個包装代を差し引いて、少し安めにしてもらえるそうで。
1カットあたりの値段を店で売ってるケーキと同程度にするか、アイスを添えて少し上乗せするか、って感じかな。
ホールで買うから店のカットより少し小さめにしてもいいかもしれない。プリンとかパンナコッタの場合はガラスカップを洗って再使用すればコストも抑えられるし、カップものは前日に数量を連絡すれば個数の増減も可能、ということだった。
ざっくりとした、打ち合わせをして、持って来てもらったケーキ1ホールあたりの値段表も貰う。
あとは味見して置くのを決めたらまたお願いに行く、ということにした。