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50センチの距離
第13章 ブルスケッター Tasting of the cake ー

「ショウさんこれ全部試食するの?」
「え?あ、まぁ…」
「…甘いもの、苦手じゃなかったっけ?」
「や、それは…全部1人では無理だよ。今日は助っ人頼んでるから。常連さんが来てくれる。」
「ふーん。女のコ?」
「え⁉︎ 何で⁉︎」
「…や。ケーキの試食って女のコが喜びそうかなと思っただけだけど…」
「そ、か…まぁ。女性、だよ。」
「ふーん。ショウさんの好きな人?」
「は⁉︎」
「…だっていくら常連さんって言ったってそんな店の仕事手伝ってって言える関係って事でしょ?それって特別仲良いってことじゃない。それでいて、初めから彼女って表現じゃなく、常連さんてことは、まだそこまで進展してないのかなぁ、と思っただけ。」
里見の鋭い推理にタジタジしながら、何とか受け流した。
「私、ショウさんには涼子サンみたいなタイプよりもっと可愛い感じの人が似合うと思うんだよね。」
…俺もそう思うよ。
「その人と何か進展あるといいね!」
…それは無理な相談だな。だって相手はオトコ連れで来るんだから…
里見を見送り、はぁ、と溜息をついた。
「え?あ、まぁ…」
「…甘いもの、苦手じゃなかったっけ?」
「や、それは…全部1人では無理だよ。今日は助っ人頼んでるから。常連さんが来てくれる。」
「ふーん。女のコ?」
「え⁉︎ 何で⁉︎」
「…や。ケーキの試食って女のコが喜びそうかなと思っただけだけど…」
「そ、か…まぁ。女性、だよ。」
「ふーん。ショウさんの好きな人?」
「は⁉︎」
「…だっていくら常連さんって言ったってそんな店の仕事手伝ってって言える関係って事でしょ?それって特別仲良いってことじゃない。それでいて、初めから彼女って表現じゃなく、常連さんてことは、まだそこまで進展してないのかなぁ、と思っただけ。」
里見の鋭い推理にタジタジしながら、何とか受け流した。
「私、ショウさんには涼子サンみたいなタイプよりもっと可愛い感じの人が似合うと思うんだよね。」
…俺もそう思うよ。
「その人と何か進展あるといいね!」
…それは無理な相談だな。だって相手はオトコ連れで来るんだから…
里見を見送り、はぁ、と溜息をついた。

