この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
50センチの距離
第13章 ブルスケッター Tasting of the cake ー

12時5分前、ブラインドも下ろして、入口のプレートもcloseにしてあったけど、鍵だけは開けてて。
恐る恐る、という感じでドアが開く。
ドアベルもチリリ、と控えめに鳴っただけだった。
「いらっしゃい。休みの日にわざわざゴメンね。」
「良かった。開いてなかったらどうしようかと思いました。」
「ゴメン、前もって言っときゃ良かったね。うっかりしてた。openにしてると他の人が入ってきちゃうかな、と思って。」
「ですよね。」
野田さんの後ろから、この間紹介された男が入ってきて、ぺこりと頭を下げた。
「今日はよろしく。間に挟む軽食、腹が張るのも味が濃いのもマズイかなーと思って。いくつかブルスケッタ作ってるんだけど。終わってから物足りなければまたなんか作る、感じでいいかな?」
「はい。大丈夫です!…よね?」
返事したあと、男の方を振り向いて確認する。男も釣られて、うん、と頷いたがほぼ勢いに押されてだろうな…
恐る恐る、という感じでドアが開く。
ドアベルもチリリ、と控えめに鳴っただけだった。
「いらっしゃい。休みの日にわざわざゴメンね。」
「良かった。開いてなかったらどうしようかと思いました。」
「ゴメン、前もって言っときゃ良かったね。うっかりしてた。openにしてると他の人が入ってきちゃうかな、と思って。」
「ですよね。」
野田さんの後ろから、この間紹介された男が入ってきて、ぺこりと頭を下げた。
「今日はよろしく。間に挟む軽食、腹が張るのも味が濃いのもマズイかなーと思って。いくつかブルスケッタ作ってるんだけど。終わってから物足りなければまたなんか作る、感じでいいかな?」
「はい。大丈夫です!…よね?」
返事したあと、男の方を振り向いて確認する。男も釣られて、うん、と頷いたがほぼ勢いに押されてだろうな…

