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50センチの距離
第13章 ブルスケッター Tasting of the cake ー

「じゃ、お茶とケーキ用意するね。俺はブルスケッタ仕上げるから。ケーキの一覧はコレで、気になるのから食べて、感想教えてくれるとありがたいです。店の客層的にも、時間帯的にも、あんまりガッツリ甘いもの食べにくる人は少なくて、食後になんかデザート、って人が多いと思うから、そういうの考えてます。」
里見が持ってきてくれたケーキは、全部で15種類。
皿に並べた瞬間、野田さんの、
「ぅわぁ〜♪」
という歓声と、彼氏の
「うわぁ……」
という、コレ全部食うのか、という驚きの温度差に、悪いと思いつつ笑ってしまう。
ごめん、多分俺でもそう思うよ。
ひとつひとつが小さいとはいえ、15個もあればカットケーキに換算しても5切以上には相当する。
「マ、マスターは食べないんですか?」
彼氏が焦ったように聞いてきた。
「え?俺? あ、俺も食べた方がいいかな?甘いものはちょっと苦手なんだけど…」
確かに店に置くモンを野田さんたちに丸投げってのも良くない、かな…
里見が持ってきてくれたケーキは、全部で15種類。
皿に並べた瞬間、野田さんの、
「ぅわぁ〜♪」
という歓声と、彼氏の
「うわぁ……」
という、コレ全部食うのか、という驚きの温度差に、悪いと思いつつ笑ってしまう。
ごめん、多分俺でもそう思うよ。
ひとつひとつが小さいとはいえ、15個もあればカットケーキに換算しても5切以上には相当する。
「マ、マスターは食べないんですか?」
彼氏が焦ったように聞いてきた。
「え?俺? あ、俺も食べた方がいいかな?甘いものはちょっと苦手なんだけど…」
確かに店に置くモンを野田さんたちに丸投げってのも良くない、かな…

