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50センチの距離
第13章 ブルスケッター Tasting of the cake ー

「じゃあ、一切れを三等分して、私と藤本くんで食べて、それぞれの感想を言ってから高塚さんが食べて最終決定するのは?」
「…それだと俺たちの感想が先入観にならない?」
「いや、結局、食べるの俺じゃないから…俺も味見はするべきかもしれないけど、尊重したいのは、甘いものが欲しいな、て思うタイプの野田さんと、彼氏は見た感じ…ごく一般的な、というか、よく見る男性客のパターンていうか…つまり、甘いものは嫌いじゃないけどマストじゃない、感じ?かなと思うから、そういうお客さんの意見を聞きたい、っていうか、さ…」
「…そっか…」
「…それだと俺たちの感想が先入観にならない?」
「いや、結局、食べるの俺じゃないから…俺も味見はするべきかもしれないけど、尊重したいのは、甘いものが欲しいな、て思うタイプの野田さんと、彼氏は見た感じ…ごく一般的な、というか、よく見る男性客のパターンていうか…つまり、甘いものは嫌いじゃないけどマストじゃない、感じ?かなと思うから、そういうお客さんの意見を聞きたい、っていうか、さ…」
「…そっか…」

