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50センチの距離
第13章 ブルスケッター Tasting of the cake ー

「じゃあ、こんな感じで。」
野田さんは三等分、ではなく半分にカットし、その片方をか更に半分に切る。
つまり、半分と、四分の一×2、てことだ。
その半分を自分で受け持つ、ということらしい。
「大丈夫?多くない?」
「大丈夫ですよ、こんなのフツーのデザートブッフェに比べたら!」
あぁ、デザートブッフェ…なるほどね。
野田さんはひと口でケーキを食べる。
「ん!おいひぃ!」
手で口元を覆い、もぐもぐ咀嚼しながら目を見開いた。
「…野田さん…食べながら喋るのはちょっと…」
彼氏が呆れたように呟いた。野田さんはケーキをごくんと飲み込んでから
「あ、ごめんなさい…」
と、ちょっとしゅんとする。
まぁ、確かに行儀がいいとは言えないけど、俺このリアクション好きなんだけどな。
それにしても、彼女なのに野田さんて…そこはファーストネーム呼びじゃないのか、フツー…
まだ付き合って日が浅いのか…
…だったらどうだっていうんだ…
野田さんは三等分、ではなく半分にカットし、その片方をか更に半分に切る。
つまり、半分と、四分の一×2、てことだ。
その半分を自分で受け持つ、ということらしい。
「大丈夫?多くない?」
「大丈夫ですよ、こんなのフツーのデザートブッフェに比べたら!」
あぁ、デザートブッフェ…なるほどね。
野田さんはひと口でケーキを食べる。
「ん!おいひぃ!」
手で口元を覆い、もぐもぐ咀嚼しながら目を見開いた。
「…野田さん…食べながら喋るのはちょっと…」
彼氏が呆れたように呟いた。野田さんはケーキをごくんと飲み込んでから
「あ、ごめんなさい…」
と、ちょっとしゅんとする。
まぁ、確かに行儀がいいとは言えないけど、俺このリアクション好きなんだけどな。
それにしても、彼女なのに野田さんて…そこはファーストネーム呼びじゃないのか、フツー…
まだ付き合って日が浅いのか…
…だったらどうだっていうんだ…

