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50センチの距離
第14章 ショコラ オランジュ
藤本くんがコンドームと一緒に出してきたのは、一握りくらいの大きさのボトル。

「…ナニ?それ…」

両手で胸を抱くように隠したまま、聞いてみた。

「千束ちゃん、濡れにくいみたいだからローション買ってみた。使ってイイ?」

「………」

藤本くんが中身を手に出して、そっと私の秘部につけた。
冷たいかと思ったジェルが触れたところがあったかくて。

「温感ローションての。冷たいよりイイだろ?」

使ったことないから比較はできないけど、冷たかったらきっと、ひゃっ⁉︎ってなっちゃうんだろうな…

ローションのぬめりの勢いで、指が中に入ってくる。
ローションのおかげで痛くはないけど、気持ちいいとも思わない。

何度か指を出し入れされて、スムーズに動くことを確認すると、藤本くんはグッとのし掛かってきた。
私の中心に硬いものが当たる。
グッと入ってきた瞬間…

「痛ァッ‼︎」

思わず叫んでしまった…



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