この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
50センチの距離
第14章 ショコラ オランジュ
オンブラージュに着くと、2、3人並んでる人が居て。
1人出てきて1人入り、更に次の人が1人出てきた時、良かったらお先にどうぞ、と譲ってくださった。
2人できてて、2席空くのを待ってるようだ。
会釈して店内に入る。

「いらっしゃいませ…野田さん!今日は1人?」

「ハイ。この後打ち合わせなので、もう夕方まで会社には戻らないんです。藤本くんは内勤だから…」

「そうなんだ。」

「今日のランチ、何ですか?」

「日替わりオムライスがカレーソース、ランチは餡掛け焼きそば。」

「んー!悩む‼︎ どうしよう…」

「じゃ、特別に、ハーフ&ハーフにする?」

「イイんですか⁉︎」

高塚さんはニヤッと笑って。

「常連さん特典。半分は俺が食べるから限定1名様」

「やったー‼︎」

両手の拳を突き上げてバンザイする私に、周りのお客さんが苦笑する。

「マスター女のコに甘くない?」

横で食べ終えたオジサンが、爪楊枝を咥えながら突っ込んだ。

「オッサンよりは優遇したい。ウチの数少ない若い女のコの常連さんだから。」

悪びれずに笑う高塚さんに、店内が笑いに包まれた。
/507ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ