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SMを詰め込んだ短編集
第8章 僕のカナリヤ/SM
くっきりと歯型が残る真っ白な首筋を満足気に舐め上げて、それからささやかな乳房に触れた。豊満、とは言い難いが、柔らかさと形は世界一だと思う。仲間の付き合いで遊郭へ行ったことがあったが、ちっとも楽しくなかった。豊満で妖艶なからだ、僕を誘ってくねる腰にも僕の体はいっそ笑えるほど何の反応もしなかった。遊郭のあの彼女が悪いわけでない。僕は鈴にしか反応しなくなってしまったんだ。
だから大きさがどうのとかそういうことでない。鈴だから好きなんだ。

そっと触れるとぴくりと小さな反応。それすらきつく通した竹を滑らせて腰が揺れる。そうして余分に反応を見せる鈴がかわいくて口角が上がった。
髪の毛に手を差し入れてキスをしてやると自分から腰を振って食い込んだ竹にソコを擦り付けて喘ぐ。ただ、限界まで爪先立っているから満足な刺激にはならないようだ。舌を絡めて訴えている。だけど敢えて分からないふりをした。

触れた乳房の柔らかさを指先で堪能し、曖昧な乳房の脇を爪で滑らせる。脇の下から丸みを確かめる様にごく僅かに感じられるほど、爪の先でなぞる。
遊郭の女が言っていた。ここを開発すると股の間をまさぐられるくらい気持ちいいのよ、と。何の反応も示さない僕のことを、彼女は童貞と思ったのだろう。そう思っていてくれて全然かまわない。きっとこの先一生彼女に会うことはないのだし、知らないと思って教えてくれたのは大きな収穫だった。それから僕はここの開発に勤しんだ。
鈴の顔をじっと見つめ、両手でいっぺんにしてやる。乳房の脇をじっくりとそれぞれ4本の爪の先でなぞると、前屈みになって(両腕を縛っているので正しくは、前屈みになろうとして)絶頂の手前のような声をあげる。涙目になる鈴が可愛くて、爪の先で何度も往復した。そのたびに仰け反ったり前屈みになったり、腰を振って竹に擦り付けたりと、大きな反応を見せる。純粋に嬉しかった。爪の先でこんなにも気持ちよくなって、時折艶やかな唇が僕の名を呼び、猫の声を上げさせているのが外ならぬ僕であることに自分でも抑えきれない支配欲が満たされる。体中に鳥肌を立て喜ぶ姿は絵にでも残しておきたいくらい美しかった。
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