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SMを詰め込んだ短編集
第8章 僕のカナリヤ/SM
4本を束にし、天辺からぐっと突き立ててやる。がくりと膝が崩れ、上から雫が落ちてきた。涙か汗かわからないが、きれいな顔をくしゃくしゃにして喜んでくれていて、僕もすごく嬉しい。突き立てたままぐりぐりと回す様に押し付けると、軸足までも暴れさせて雀踊した。少し勢いをつけて突き刺す。先が少し触れるくらいにして撫でてやる。下から突き立ててみる。今度は上から。撫でたときのほうが声が高かったから、もう一回撫でて…下からも撫でつけてあげよう。あくまで傷をつけないように、ゆっくり丁寧に。ここ傷ついたらさすがに可哀想だもんね。かわいい。おいしそうな蜜こんなに滴らせて…ああもったいない。舐めてあげよう。ん、おいしい。なんでか甘い気がする。吸ってあげようかな。もっと顔だしてほしい。ああ、すっごく悦んでる。もう一回刺してあげよう。ゆっくり、こうやってぐっと押し込むみたいに…ふふ。変な形になっちゃった。かわいい。もっとしてあげるよ。気に入ってくれてよかった。ほら、こうやって…ぐりぐりするの、一番かわいく鳴いてくれるね…?


夢中になって小さな肉芽を楊枝で遊んでやって、満足したころには鈴はぐったりしていた。

縄を解いて寝かせてやる。呼吸するだけで精一杯の鈴を縛ってあげることにした。

「大丈夫?」

汗で張り付く前髪を梳いて、虚ろな目を一点に集中させている鈴の目を覗き込んだ。瞳孔が揺れている。多分、意識が朦朧としているんだろうな。

両足を大きく開かせて、それぞれ左右の柱に括り付けた。拘束は足だけ。鈴が僕の背中に腕を回したがるからね。

「いれるよ」

鈴の匂いと可愛い声にすっかり勃起したそこを、ドロドロに溶けた入口へ宛がう。クリトリスは散々まで可愛がったけれど、中は指の一本も入れなかったから、あれだけイき狂ったにも拘らず期待に蜜を溢れさせている。

熱くうねる鈴の中にじっくりと入っていった。

「ああっ…蓮、さんきもちいっ…!」
「うん、僕もすっごく気持ちいい…すごく熱いよ…火傷しそう」

そんなわけないのに、でもそれくらい熱い。ぎゅうぎゅうと僕を締め付け、でもぐしょぐしょに濡れたそこは異物の侵入を歓迎してる。半分ほど入ったところで、一度完全に引き抜いた。一気に刺激がなくなって、鈴の目が不安だと訴える。
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