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SMを詰め込んだ短編集
第9章 アリスと女王/奴隷(+純愛)
「この人がハートの女王?」
「しー。鈴、少し黙って…」
豪奢な椅子を大広間の真ん中に置き、屈強そうな男性が横柄な態度で座っていました。
その人の後ろには頑丈で大きな扉が不自然に設置してありました。
「…アリスよ」
「いいえ、あたしは鈴です」
早速質問にNOを返します。
唇をへの字に曲げ眉間に皺を寄せた、とてもイケメンとは言い難いその人は更に口をへの字に曲げました。
「ハートの女王にお似合いだ」
「ハートの女王でもないです」
蓮は小声で、その調子…と耳打ちしました。
「ハートの女王はそろそろ使い物にならんからな」
なんのことか、鈴にはわかりませんでした。
「……いいえ…」
とりあえずNO…
答える鈴に、椅子に座った男性は、今度は厭らしい笑みを浮かべました。
「これを見ても、そうと言えるか?」
合図を出すと、傍にいた憲兵たちが一斉に扉を開けました。
「しー。鈴、少し黙って…」
豪奢な椅子を大広間の真ん中に置き、屈強そうな男性が横柄な態度で座っていました。
その人の後ろには頑丈で大きな扉が不自然に設置してありました。
「…アリスよ」
「いいえ、あたしは鈴です」
早速質問にNOを返します。
唇をへの字に曲げ眉間に皺を寄せた、とてもイケメンとは言い難いその人は更に口をへの字に曲げました。
「ハートの女王にお似合いだ」
「ハートの女王でもないです」
蓮は小声で、その調子…と耳打ちしました。
「ハートの女王はそろそろ使い物にならんからな」
なんのことか、鈴にはわかりませんでした。
「……いいえ…」
とりあえずNO…
答える鈴に、椅子に座った男性は、今度は厭らしい笑みを浮かべました。
「これを見ても、そうと言えるか?」
合図を出すと、傍にいた憲兵たちが一斉に扉を開けました。