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SMを詰め込んだ短編集
第10章 アリスのその後 /SM
「どこをどんなふうにしてほしいの?クリトリスを舐める?鈴の小さなおまんこに指を入れてあげようか?それとも、ハッカ油を塗って、ふーって吹いてあげようか?」
全部全部、蓮があたしにしてくれたことがある。
それを思い出して、砦がなくなった濡れそぼるそこに新たな筋を作った。
「ああそうだ。イヤリングをもうひとつ買っておけばよかったね。鈴の小さいクリトリスにも飾りつけしたら可愛かったのに」
びくりと肩を震わせ、現在も尚ちっとも力を緩めない乳首のイヤリングが揺れた。こんなものをそこにつけるなんて…
「あ、想像したんでしょう。においが濃くなってきたよ…ケーキ屋さんよりもずっと甘い匂いだ」
抱き着くあたしの背中を摩り、耳元に低い声が直接吹き込まれる。
ちゃらり、と蓮の指がイヤリングを揺らして、肩にキスをくれた。
「さて。本当に言わないと、今日はこれでおしまいだよ」
「やっ…!」
「じゃあ言わなきゃ。どこをどうしてほしい?」
蓮の背中の布をぎゅうっと握りこんで、きゅっと唇を結ぶ。それからゆっくり息を吸い込んで、蓮の耳に唇を寄せた。
「なめて、ほしいの…」
くす、と笑う声。了承してくれたと思っていたのに。
「どこを?」
これ以上、恥ずかしくて言えない。
ゆるゆると首を振ると、仕方ないなぁと笑った。
あたしを引き剥がし、意地悪ばかり言う唇で塞がれる。舌を絡めて唾液を啜り、呼吸まで奪うようなキス。
ゆっくりとベッドに体を倒されて、完全に背中がシーツについた。
もっと激しくキスをしたくて、蓮の首に腕を絡めて、離れたくないとアピールする。
蓮もあたしの頭をくしゃくしゃと撫でたり、頬を撫でたり、舌を噛んで応えてくれた。単純に嬉しかった。
「さて…恥ずかしがり屋のお姫様」
唇が離れてすっかり息が上がったあたしを見下ろし、肉食獣は牙をむく。
「言えないのなら、行動で示してくれてもいいんだよ」
「やっ恥ずかしいよ蓮っ!」
「閉じちゃダメだよ。ほらしっかり持って」
赤ちゃんがおむつを替える時のような恰好。両サイドから自分の手でそこを開き、蓮の目の前に全てをさらけ出す格好。恥ずかしくて死にそう。
全部全部、蓮があたしにしてくれたことがある。
それを思い出して、砦がなくなった濡れそぼるそこに新たな筋を作った。
「ああそうだ。イヤリングをもうひとつ買っておけばよかったね。鈴の小さいクリトリスにも飾りつけしたら可愛かったのに」
びくりと肩を震わせ、現在も尚ちっとも力を緩めない乳首のイヤリングが揺れた。こんなものをそこにつけるなんて…
「あ、想像したんでしょう。においが濃くなってきたよ…ケーキ屋さんよりもずっと甘い匂いだ」
抱き着くあたしの背中を摩り、耳元に低い声が直接吹き込まれる。
ちゃらり、と蓮の指がイヤリングを揺らして、肩にキスをくれた。
「さて。本当に言わないと、今日はこれでおしまいだよ」
「やっ…!」
「じゃあ言わなきゃ。どこをどうしてほしい?」
蓮の背中の布をぎゅうっと握りこんで、きゅっと唇を結ぶ。それからゆっくり息を吸い込んで、蓮の耳に唇を寄せた。
「なめて、ほしいの…」
くす、と笑う声。了承してくれたと思っていたのに。
「どこを?」
これ以上、恥ずかしくて言えない。
ゆるゆると首を振ると、仕方ないなぁと笑った。
あたしを引き剥がし、意地悪ばかり言う唇で塞がれる。舌を絡めて唾液を啜り、呼吸まで奪うようなキス。
ゆっくりとベッドに体を倒されて、完全に背中がシーツについた。
もっと激しくキスをしたくて、蓮の首に腕を絡めて、離れたくないとアピールする。
蓮もあたしの頭をくしゃくしゃと撫でたり、頬を撫でたり、舌を噛んで応えてくれた。単純に嬉しかった。
「さて…恥ずかしがり屋のお姫様」
唇が離れてすっかり息が上がったあたしを見下ろし、肉食獣は牙をむく。
「言えないのなら、行動で示してくれてもいいんだよ」
「やっ恥ずかしいよ蓮っ!」
「閉じちゃダメだよ。ほらしっかり持って」
赤ちゃんがおむつを替える時のような恰好。両サイドから自分の手でそこを開き、蓮の目の前に全てをさらけ出す格好。恥ずかしくて死にそう。