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SMを詰め込んだ短編集
第13章 執事の恋心/SM
「んにゃぁぁぁぁっ!!!!??」
「お嬢様は毎日お仕置きを受けてらっしゃるのに、全く反省なさっておりません。今日はいつもより厳しく参ります」
「ひぁぁぁっ!!やだぁぁっ!!!!きついっとってぇぇぇ!!!!」
「なりません」
「ああぁぁぁっ!!!!」

ギチギチと繊細なレースが悲鳴を上げる。それもそのはず。
いつもはうつ伏せのまま垂直にレースを食い込ませて引き上げるが、実はこの滑車は簡単に位置を変えられる。今日は俺から見て右側、つまりお嬢様の頭側へと思い切り引き上げた。いつもはうつ伏せで垂直に吊るので逃げ場があった。しかし今日はお嬢様のいやらしい真っ赤なまんこが逃げ場なくぎっちりと吊り上げられている。
泣き叫ぶお嬢様の赤くなった尻を右手で思い切り打った。

「いああああっ!!」
「反省なさってくださいね」

パシンっ

「やめてぇぇぇ!」
「おや、足りませんか」

パシンっ!

「ごめんなさいぃっ!!」
「許されたいだけでは?」

パシン

「いたいよぉぉっ!!」
「痛くなくてはお仕置きになりませんので」
「いあああああっ!!!!」

尻を打つ毎に体が跳ね上がる。そうして慣性の法則に従ってお嬢様の吊り上げられた可哀想なまんこは更にギチギチと締め上げられた。

だんだんと足が上がっていき、悪い心を持ったお嬢様はこの期に及んでも尚逃げようとしている。

「お仕置きを享受できませんか」
「受けてるっ…受けてるよぉぉ…」
「逃げてますね。本当に悪い子だ」
「ひっ…蓮…」

目をすっと細めて見せると、涙でぐしゃぐしゃになったお顔を無理矢理こちらへむけた。
ぞわりと背中に電気が走る。

ああ、たまらない!

頬が緩むのを必死に制して、滑車を外した。

「っ…?」

ゼイゼイと肩で呼吸するお嬢様は、俺の次の行動が全く読めないらしい。不安そうに目を揺らし、キュルキュルと音を立てて緩む鎖をじっと見ていた。
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