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SMを詰め込んだ短編集
第13章 執事の恋心/SM
「お嬢様がどうしたら反省なさって頂けるのか、俺なりに考えました」
「…蓮お願い…許して…」

こういう時の勘が鋭いお嬢様は、食い込みが緩くなってきた下着を自分で外そうと両手を伸ばした。
すかさず俺はその細腕を押さえつけ、そうしてうつ伏せのお嬢様の背中へとその腕を回した。

「許しません」
「いああああああああ!!!!」

うつ伏せになってくぐもったはずの声だが、誰が聞いても悲鳴だ。

俺の右手はぎっちりと食いこんだ下着を勢いよく引き剥がした。

股縄は食い込ませるよりも、実は引き剥がす方がずっとつらい。
それに気が付いたのは偶然だったが、今では潮を吹くほどお嬢様のまんこはこれがお気に入りだ。
ぐっしょりと濡れそぼったそこはひくひくと痙攣を繰り返し、涙と涎で綺麗なお顔をぐしゃぐしゃにしている。はは、と思わず笑ってしまうほどに素晴らしい瞬間だ。

「お仕置きの最中に潮を吹くなど…はしたない」
「っ…め、らさっ…」

ひく、ひくと引きつけを起こしながらも必死に謝るお嬢様に、濁流の如く愛しさが溢れてくる。これで名前を呼んでくれれば完璧なのだが、お嬢様はそれどころではないようだ。シーツを握って次に訪れる快楽に、期待しているようだ。

「お仕置きが足りませんね」
「ひ、あっ…」

掠れた声で抵抗なさるが、そんなもの形だけだと知っている。
お嬢様を一旦膝から下ろし、滑車を引いた。

ワンピースごと縛り上げて滑車で吊られるお嬢様の可愛らしさと言ったら、芸術などという言葉では到底伝えきれない。
柔肌に縄を食い込ませて万歳の形で天蓋に吊られ、両足は大きく開いたまま閉じられないようにそれぞれ釣り上げた。
レースは千切れ、ぐしょぐしょに濡れて使い物にならない下着は切り裂いて床に投げ捨てた。その際わざと可哀想なほど肉目に食い込ませ、引きちぎって差し上げた。お陰で俺の一物はスラックスの中でぐっしょり濡れそぼり、今すぐ扱きあげたいほどにガチガチになっている。
しかし今はお嬢様のお仕置きを優先させなくては。完璧な執事たるものそのくらいの理性は持ち合わせている。
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