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SMを詰め込んだ短編集
第13章 執事の恋心/SM
執務室へ入ると、すっ転ぶ勢いで新人の執事が椅子から立ち上がった。それを右手で制して、プライベートルームの扉を開ける。
10年もこの邸宅へ仕えさせて頂いているが、俺の私物はほとんどない。元々物欲がないのもあるが、俺にとって1番大切なのは鈴お嬢様ただおひとりだけ。それ以外に必要なものなど何も無い。
黒いスーツケースをひとつ手に取って執務室へ戻ると、新人の執事がぺこりと頭を下げた。その意味を汲み取って、足を止めた。
「蓮さん、僕…」
「いい。何も言うな。お前はよく頑張ってくれたと思う。どうか気落ちせず、これからも頑張って欲しい」
「すみません…ありがとうございます」
案の定。彼はここから出ていく気のようだ。仕方がない。彼は非常に優秀な執事だった。お嬢様はそれを感じ取って、かつてないほど喚き散らしていたのだから。
扉を開けて外へ足を向けるとき、1度だけ彼を振り返った。
「俺はきみを高く評価してる。応援しているよ」
目を細めて見せると、彼は滝のような涙を流し、膝に額がつくほど深く頭を下げた。
さて。スーパー我儘お嬢様は今頃どうなっているだろう。爪先立って万歳の形を取り、大きく足を開かれて固定された体制はさぞお辛いことだろう。泣いていらっしゃるかもしれない。何とか快楽を得ようとする悪いまんこは大洪水になって、シーツを汚しているかもしれない。…ああ、もしそうだったとしたら、これもお仕置きせねば。
窓から降り注ぐ太陽までも笑っているようだったし、鼻歌まで歌い出しそうだった。
10年もこの邸宅へ仕えさせて頂いているが、俺の私物はほとんどない。元々物欲がないのもあるが、俺にとって1番大切なのは鈴お嬢様ただおひとりだけ。それ以外に必要なものなど何も無い。
黒いスーツケースをひとつ手に取って執務室へ戻ると、新人の執事がぺこりと頭を下げた。その意味を汲み取って、足を止めた。
「蓮さん、僕…」
「いい。何も言うな。お前はよく頑張ってくれたと思う。どうか気落ちせず、これからも頑張って欲しい」
「すみません…ありがとうございます」
案の定。彼はここから出ていく気のようだ。仕方がない。彼は非常に優秀な執事だった。お嬢様はそれを感じ取って、かつてないほど喚き散らしていたのだから。
扉を開けて外へ足を向けるとき、1度だけ彼を振り返った。
「俺はきみを高く評価してる。応援しているよ」
目を細めて見せると、彼は滝のような涙を流し、膝に額がつくほど深く頭を下げた。
さて。スーパー我儘お嬢様は今頃どうなっているだろう。爪先立って万歳の形を取り、大きく足を開かれて固定された体制はさぞお辛いことだろう。泣いていらっしゃるかもしれない。何とか快楽を得ようとする悪いまんこは大洪水になって、シーツを汚しているかもしれない。…ああ、もしそうだったとしたら、これもお仕置きせねば。
窓から降り注ぐ太陽までも笑っているようだったし、鼻歌まで歌い出しそうだった。