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SMを詰め込んだ短編集
第13章 執事の恋心/SM
獣の叫び声が呻き声に変わり、終ぞ反応しなくなったところで、お嬢様を縄から解放して差し上げた。
涙と涎でぐしゃぐしゃになったお顔を丁寧に拭き取って差し上げて、優しくベッドへ横たわらせる。鬱血した両手と両足にそれぞれキスをした。
「お嬢様」
「っ…」
「鈴お嬢様」
目の焦点があっていない。黒目が細かく揺れているから、多分意識もほとんどない。
やっぱりクリトリスの擬似火炙り刑が1番のお気に入りのようだ。早急に消毒用アルコールを発注しなくては。きっとまた眠るまでの間に理不尽な我儘を言って喚き散らすだろうから、お仕置きの名目などいくらでも揃う。今夜もたっぷりと塗り込んで差し上げよう。たっぷりと染み込ませた球体コットンをあてがったまま下着を履いて眠る夜は、さぞ夢のような快楽を味わえることだろう。揮発性の消毒用アルコールなので、時々足さなければすぐに乾いてしまうから、夜中に何度か足しに来なくては。ああきっとまた寝不足だ。
全く、手のかかるお嬢様なことで。
ひとりくつくつと笑いが漏れ、お嬢様の綺麗なおみ足を撫で上げた。
太ももが細かく痙攣しているから、お嬢様の意思で抵抗することはほとんど不可能だろう。
さて。そろそろ“調教”を始めようかな。
「お嬢様」
返事はない。多分、できない。知っている。
「俺は失神の許可は出しておりませんが」
それでも返事はない。
なので俺は勝手に始めることにした。
涙と涎でぐしゃぐしゃになったお顔を丁寧に拭き取って差し上げて、優しくベッドへ横たわらせる。鬱血した両手と両足にそれぞれキスをした。
「お嬢様」
「っ…」
「鈴お嬢様」
目の焦点があっていない。黒目が細かく揺れているから、多分意識もほとんどない。
やっぱりクリトリスの擬似火炙り刑が1番のお気に入りのようだ。早急に消毒用アルコールを発注しなくては。きっとまた眠るまでの間に理不尽な我儘を言って喚き散らすだろうから、お仕置きの名目などいくらでも揃う。今夜もたっぷりと塗り込んで差し上げよう。たっぷりと染み込ませた球体コットンをあてがったまま下着を履いて眠る夜は、さぞ夢のような快楽を味わえることだろう。揮発性の消毒用アルコールなので、時々足さなければすぐに乾いてしまうから、夜中に何度か足しに来なくては。ああきっとまた寝不足だ。
全く、手のかかるお嬢様なことで。
ひとりくつくつと笑いが漏れ、お嬢様の綺麗なおみ足を撫で上げた。
太ももが細かく痙攣しているから、お嬢様の意思で抵抗することはほとんど不可能だろう。
さて。そろそろ“調教”を始めようかな。
「お嬢様」
返事はない。多分、できない。知っている。
「俺は失神の許可は出しておりませんが」
それでも返事はない。
なので俺は勝手に始めることにした。