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SMを詰め込んだ短編集
第14章 敵と味方 奴隷/SM(風味)
バケツに二杯の精液浣腸は、鈴をひどく苦しめた。二時間なんて、とても無理だ。
お腹がぐるぐる言っているし、脂汗も酷い。下っ腹が不自然に膨らんで、呼吸すら苦しかった。
「おいおい、漏れてんぞ」「もったいないことすんなよ。ありがたく消化しろ」「なあ、マン汁垂れてねぇか」「おい誰か、プラグ持ってこい、指突っ込んだだけじゃ足んねぇよ」「それよりちんこ突っ込んでやれよ。精液追加してやれ」「バケツに出してくれる奴いねぇか!」
ひどい声は、鈴にはほとんど届いていなかった。ふうふうと苦しそうな声を上げ、脂汗を垂れ流し、目を見開いていた。こんな辱めを受けるくらいなら、いっそのこと死んでしまいたい。
意識が朦朧とした。父を憎んだ。この国に住むすべての人を憎んだ。
「何をしている」
こつん。明らかに、今までの足音とは違う靴の音。怒号のように響いていた声は、水を打ったように静まった。誰も彼も呼吸を忘れてしまったかのようだった。
「何をしているのかと聞いてる」
「…王子、…」
じゃり、と砂を踏む音。続いて、何かがどさりと落ちる音。
それを最後に、鈴の意識はぶつりと切れた。
お腹がぐるぐる言っているし、脂汗も酷い。下っ腹が不自然に膨らんで、呼吸すら苦しかった。
「おいおい、漏れてんぞ」「もったいないことすんなよ。ありがたく消化しろ」「なあ、マン汁垂れてねぇか」「おい誰か、プラグ持ってこい、指突っ込んだだけじゃ足んねぇよ」「それよりちんこ突っ込んでやれよ。精液追加してやれ」「バケツに出してくれる奴いねぇか!」
ひどい声は、鈴にはほとんど届いていなかった。ふうふうと苦しそうな声を上げ、脂汗を垂れ流し、目を見開いていた。こんな辱めを受けるくらいなら、いっそのこと死んでしまいたい。
意識が朦朧とした。父を憎んだ。この国に住むすべての人を憎んだ。
「何をしている」
こつん。明らかに、今までの足音とは違う靴の音。怒号のように響いていた声は、水を打ったように静まった。誰も彼も呼吸を忘れてしまったかのようだった。
「何をしているのかと聞いてる」
「…王子、…」
じゃり、と砂を踏む音。続いて、何かがどさりと落ちる音。
それを最後に、鈴の意識はぶつりと切れた。