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SMを詰め込んだ短編集
第3章 シスターのひみつ/奴隷・SM
「ねぇ鈴。せっかくだから脱がずに慰めてあげようね。下着を穿きながら一番気持ちいいところいじられてるって、なかなか興奮しない?」

なんだか頭がぼんやりしてしまって、腰が勝手に揺れて。
蓮のことばを正しく理解するのに少し時間がかかる。

ぱん、と小さく乾いた音がしたと思ったら、何かがわさわさと背後に迫ってきて慌てて振り返った。
蓮は笑っていた。

「怖がらなくても大丈夫。ちょっと、人間には扱えない植物を一時的に呼んだだけだよ。鈴を慰めてあげるのに必要なんだ」

しゅるしゅると見たことがない色のツタが伸びてきて、蓮の腕に絡まった。

「え、蓮…?!」
「大丈夫。これはね、こうやって使うんだよ…」

するりとした見た目のそのツタは徐々に水気を帯びてきて絡まった蓮の腕を濡らす。
それはどうやら粘着質なもののようで、滴る瞬間にとろりと伸びた。
ツタは次第にぽこぽこと丸い小さなこぶが出来ていき、うねうねと暴れ出す。

「こら、暴れるな。これから鈴を慰めるんだから。かわいそうに鈴は昨日勃起クリトリスを吊られたままでまんこを鞭で打たれたんだ。革のバラ鞭だぞ。失禁するほど喜んだ淫乱まんこをこれからお前が慰めてやるんだ。いいな?」

さっきまで私に優しいことばを掛けていたとは思えないほど、冷たく低い声で淫語をさらりと放ち、八重歯を光らせる蓮に一瞬で恐怖した。
震え出す私を見て、でもやっぱり優しく微笑む。

「ふふ…鈴ってば怖がってるの?大丈夫だよ。鈴はいやらしい言葉を掛けられたことがないだけだよね。いつもはあの司祭に懺悔がどうのとかそんなことばっかりだもんね。ほらよく見て。鈴のぐっしょり濡れた淫乱まんこを今からこれで擦り上げてあげるからね。ああ、心配しなくても大丈夫だよ。このツタはぬるぬるしてるから痛くないよ…」
「や…やめて蓮…やだ…」
「大丈夫。気持ちいいだけだよ、ほら、もっと食い込ませてあげるからね」
「ああああっあっ!」
「ふふっ…このこぶが気持ちいいんでしょ。ああ、だめだよ鈴」

ツタはいつの間にか蓮の腕から外れ、独立して私の足の間にぐいぐいと食い込んでくる。下着を穿いているにも拘わらず割れ目に直に食い込んでくるこの奇妙なツタを外したくて手で掴んだ。
その手を蓮に絡め取られてしまった。
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