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SMを詰め込んだ短編集
第15章 SNS/SM
「い、た…!」
自分の右乳首をぎゅっと摘まんで、ぐっと前にひっぱってみる。震える左手でカメラのシャッターをタップした。ちょっとブレちゃったけど、いいかな…。
熱を持ってじんじんと痛む右乳首を摩りながら画像を上げた。すぐにいいねの数が伸びて、痛みよりも快楽が勝る。いやらしいねとか、あんまり伸びないねとか、自分で乳首ひっぱって淫乱だねとか、そんなリプも来る。だけど。
“痛いだろうに、よく頑張ったね。えらいね”

…ほら!レンはちゃんと褒めてくれる!嬉しくなって声を上げて笑いそうになった。だから次のリプで、おまんこ濡れちゃったかな、なんて来ても、全然いやな気持ちにならない。知らない人から言われたら、何言ってんだこの変態くらいは思うかもしれないのに。レンにだったら、本当のこと言えちゃう。
「濡れちゃった。見て欲しい」
素直な状況説明のリプをすると、笑った顔の絵文字だけが返ってきた。
それからすぐにDMが来た。
“流石に性器あげると凍結するかもだから、ここからは内緒の画像だよ”
こっそり耳打ちするかのようなDMがくすぐったい。まるで秘密を共有するかのような文面に、わくわくしちゃう。
“まだ触っちゃダメだよ。パジャマかな”
うん。パジャマ。濡れちゃって気持ち悪いから、脱いでもいい?
すぐ送ったけど、レンからの返信が途絶えてしまった。
不安になって何度もSNSの更新ボタンをタップしたけど、くだらない呟きが表示されるだけ。リプだって、りんちゃんのおまんこどうなっちゃったのかなーとか、今すぐ突っ込んでやるから〇〇に来いとか、馬鹿みたいなものばかり。あたしは褒めて欲しくて画像上げてるんだから、あんたのキモイちんこなんかこれっぽっちも欲しくないんだよバーカ、くらい送ってやりたかったが、面倒なのでやめた。肝心のレンからのリプはなかった。
寂しくなって、いっそ自分で触ってしまおうかとも思ったが、“生田沙良”が邪魔をする。沙良は良い子で真面目だから、それが“りん”にも共通してしまって、指示なく勝手にそんなことをしてはダメだと叫んでる。いっそ沙良なんか殺して、りんとして生きていたいのに、リアルな世界ではそれは不可能だ。気持ちが沈んでしまったところに、レンからDMが来た。
飛び上がりたいくらい嬉しい通知をわくわくして開いた。
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