この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
SMを詰め込んだ短編集
第15章 SNS/SM
ああ本当に、まるで、犬だ。
レンが送ってきた文面が瞼の裏に明滅する。
お尻だけ高く上げ、涎を枕に染み込ませ、クリトリスに歯磨き粉を塗り付けるはしたない犬。もうどこにも“いい子の沙良”なんていない。今ベッドで喘いでいるのは、真の姿の“りん”だ。
笑えてくるよ。これってどっちが本当のあたしなんだろう。
人差し指だけじゃとても足りなくなって、指を4本も使ってぐちぐちとクリトリスを擦りあげる。撫でる、なんて生易しいものじゃ、もうとても足りない。緩急つけて押し付けるように円を描くと、はしたない犬は涎を垂らして喜んだ。
“クリトリスを磨いてみよう。歯ブラシを取っておいで。ちゃんと四つ這いで、口に咥えて来るんだよ”
真っ暗な部屋に、空想のレンが腕を組んで笑いながらこっちを見てる。あたしはレンのことをSNSでしか知らないから、どんな背格好をしてどんな顔してるかなんて全く分からないのに、変なの。
でもあたしはレンの指示通り、愛液でべたべたになった手を床につき、犬のように四足歩行で机に向かい、引き出しを開ける。おまんこがスースーして、はやく触ってって泣いてる。愛液で泡立った歯磨き粉がお尻の穴まで垂れてるから、股間と呼ばれる部位全部がスースーしてて、穴がきゅんきゅん反応しちゃう。
引き出しを開けて、お徳用パックと書かれたパッケージを破り捨て、6本のうち1本を横向きに口に咥えた。散々まで垂れた涎が今ピタリと止まるはずもなく、くわえたことで少し開いた口の隙間からタラタラと涎が垂れる。そうしてまたフローリングに手をついてベッドに戻った。この歯ブラシで、冷えて喜ぶクリトリスをゴシゴシ磨きたい。できたらローターや電マが良かったなぁ。レン、後で使っていいよって言ってくれないかな。
すっかりレンの指示に酔ってるあたしは、持ってきたよと送信した。
“なんていい子!えらいね。頭を撫でてあげようね”
…泣きそう。頭を撫でて貰った記憶なんて皆無なあたしは、まるでレンに撫でてもらってるように、自分の手で頭を撫でた。きっと、人に撫でてもらったらもっと気持ちいいんだろうな。
“ほっぺたも撫でてあげる。それから肩も撫でて。いっぱい触って、いっぱい撫でてあげようね。おっぱいも撫でてあげようか”
あたしが四つ這いで歯ブラシを咥えて取りに行っただけで、レンはこんなに、こんなにたくさん褒めてくれる!
/306ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ