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SMを詰め込んだ短編集
第17章 昔の男に貰った指輪してたら勿論彼に怒られた件!/SM
滲む視界の向こうで、彼の目が鈍く光る。許すつもりはないと無言の訴えに、あたしは反った喉から必死に謝罪のことばを述べた。
しかしそれは、恭介さんの望む答えではなかったようだ。頂を摘まみ上げる指に力が入ったことが何よりの証拠だった。完全に芯が通ったそこにじくじくとした熱が広がっていき、脈打って限界を訴える。
「そんな、前…ぃあっ覚えてなっ…んん!恭介さんあたし、本当に恭介さんだけで…!」
「ではこれはなんだ?」
唐突に解放された頂は、さっきよりもずくずくと熱を持ってじんわりと痛みを広げていった。何が起こったのか理解するより早く、冷たい指がフレアスカートの中へと消えていった。
もう言い訳などできないくらいに、自分でもはっきりわかるくらいに濡れそぼったそこを、冷たい指が的確に探り当てる。下着の意味を成さないそこは、たった一本の指がそっと触れただけでもひくひくと返事を返す。
もう言い逃れはできないはずなのにやっぱり羞恥心は捨てきれないし、こんなにまで怒っている人を目の前に、こんな風になっていると思われたくなくて、無意味な抵抗をしてしまうのだった。爪先立つあたしを嘲笑うかのようにぐっと爪を立てられると、あたしは反射的に謝罪の言葉を述べる。こんなことで許してもらえるとは到底思っていないが、彼の怒りが少しでも静まってくれないかと淡い期待を抱かずにはいられなかった。
しかしそれは、恭介さんの望む答えではなかったようだ。頂を摘まみ上げる指に力が入ったことが何よりの証拠だった。完全に芯が通ったそこにじくじくとした熱が広がっていき、脈打って限界を訴える。
「そんな、前…ぃあっ覚えてなっ…んん!恭介さんあたし、本当に恭介さんだけで…!」
「ではこれはなんだ?」
唐突に解放された頂は、さっきよりもずくずくと熱を持ってじんわりと痛みを広げていった。何が起こったのか理解するより早く、冷たい指がフレアスカートの中へと消えていった。
もう言い訳などできないくらいに、自分でもはっきりわかるくらいに濡れそぼったそこを、冷たい指が的確に探り当てる。下着の意味を成さないそこは、たった一本の指がそっと触れただけでもひくひくと返事を返す。
もう言い逃れはできないはずなのにやっぱり羞恥心は捨てきれないし、こんなにまで怒っている人を目の前に、こんな風になっていると思われたくなくて、無意味な抵抗をしてしまうのだった。爪先立つあたしを嘲笑うかのようにぐっと爪を立てられると、あたしは反射的に謝罪の言葉を述べる。こんなことで許してもらえるとは到底思っていないが、彼の怒りが少しでも静まってくれないかと淡い期待を抱かずにはいられなかった。