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SMを詰め込んだ短編集
第18章 好きをどれだけ/SM
「ねぇリン」
冷えた声が私の絶叫を遮った。びくりと背筋が凍るのに、綿棒は優しく激しく恥垢を掻き出し、絶頂を強制させる。ガクガク痙攣するのは、先生の凍った声色なのか、重なり続ける絶頂なのか分からなかった。
「セックスの時は名前で呼んでって言ったよね?」
とろりとローションが落とされる。
「学習しねぇなぁ」
二本の綿棒が狭い皮の中にぐりゅっと捩じ込まれ、がちがちに勃起したクリトリスが号哭した。
「あひ、い、ぎぃぃ♡♡♡ひッ♡♡ぁう゛ぅ♡♡♡お゛ッうぅ゛!!?♡♡♡が、ひゅッ♡♡♡ひ、い゛ぃぃ♡♡♡♡」
「掃除してるっつってんだろ。汚すなよ」
びしゅびしゅ潮を吹いてシーツに染みを作る私に、二本綿棒が咎める。全然止まってくれない綿棒は、私の脳までめちゃくちゃにしてるみたいだった。
「いぐの、とま゛らにゃっ♡♡♡も、もぉやら゛ぁ♡♡♡あ゛ーーーーっ♡♡♡あ゛、あ゛ぁう゛ッ♡♡ごめんなひゃっ あ、はぁ゛…っ ふ、ゔぅ…っ ん、ん゛んっ♡♡」
陸に上がった魚みたいにびっくんびっくん跳ねる体は、パイプベッドに繋がれた四肢を痛み付ける。
「ほら呼んでみ?」
二本の綿棒で勃起したクリトリスを挟み込み、グッチグッチ粘着質な音を立てながら小刻みに擦り上げる。
「んぁ゛、は、ひ、ゃ゛♡♡はぃってぅ゛!?か、はぁ゛♡♡♡れ゛ん、さん゛♡♡ぅっ♡♡あ゛、あ゛ぁう♡♡♡」
「は?なに?聞こえない」
皮の奥まで突っ込んだ綿棒は、クリトリスの根元を挟んでくりくりこりこり捩る。奥に溜まった恥垢を掻き出すために根元から先っぽまで挟んで扱くから、天国に登ったまま絶頂した。
「ほら早く呼びなよ。僕の名前は?」
「ん゛ぃぃッ♡♡♡あッれん゛っ…さぁぁ゛っ♡♡んんッ♡♡♡く、ふぅ゛ぅ♡♡れんっざぁ゛♡♡ひぐッ♡♡う゛ぅ」
「あっは。あと100回呼んで」
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