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SMを詰め込んだ短編集
第4章 兄とあたしの蜜事/SM
行為が段々とエスカレートしていって、最初は全裸に首輪とリードを付け、奥深くまで大きなおもちゃを咥えさせられて家の中をお散歩させられた。ぐいんぐいんと無機質に暴れるそれに耐えられず歩みを止めると、俺に逆らうなと背中を定規で叩かれた。それが上手にできるようになったころ、乳首とクリトリスに強制吸引の調教をされ、お尻の穴まで開発された。首輪に付けられていたリードはクリトリスに、大きなおもちゃは二本咥えなければならず、気持ちよすぎて歩けなくなるとお尻を鞭打ちされるようになった。
それだけでは飽き足らなくなったのか、お兄ちゃんは学校でもあたしを虐める様になった。
度重なる強制吸引のせいで人より少し伸びてしまったクリトリスに小さく切った湿布を貼ったまま一日過ごしたことがある。クリトリスの根元を糸で結んで、鈴をつけられたことも。お昼に呼び出され、お弁当に精液を掛けられて精液ごはんを食べさせられたこともあるし、乳首にメンソール入りのリップクリームを丹念に塗られたこともあった。
お兄ちゃんの今のお気に入りの虐めは、生徒会の会議中にあたしを机の下へ閉じ込め、おまんこを足で踏みつけることらしい。
絶対零度の低い声でお兄ちゃん──生徒会長が指摘を繰り返す。生徒会室はぴりぴりした空気で満たされていた。
ぐりぐりと容赦なく踏みつけられているあたしの頬に汗が滴る。擦り上げる様にグラインドしたり、クリトリスを蹴り上げたり、ぐっと体重を掛けてぎちぎちと捏ねまわしたり。
これ以上されては声が漏れてしまうと危惧したあたしは、お兄ちゃんの足をおずおずと緩く掴んで制止を訴えた。
それに気を悪くしたのか、足を組み替える振りをして踵でクリトリスを踏みつけた。