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SMを詰め込んだ短編集
第5章 ようこそ奴隷パーティへ!/SM・奴隷
段々と目が慣れてきて辺りを見渡し、思わず息をつめた。
四つ足の椅子に逆さまに寝かせられ、全裸のまま四肢を拘束された女性たちが向こう側の扉まで等間隔に並んでいる。天井に向かって大きく足を開かされ、その足の間には色とりどりの花が生けられていた。猛獣のような低いうめき声は、轡を噛まされたこの女性たちが発していた。
「れ、蓮さまっ…」
「ふふ…鈴は初めて見るね。大丈夫。ここはそういう場所なんだ」
いつもと変わらない穏やかな笑みで私のおでこにキスを落としてくださったが、この異様な光景に心臓が破裂しそうだ。蝋燭の灯がゆらゆら揺れている。その燭台をよく見るとそれは、天井から逆さ吊りにされた女性の性器に火が点いた蝋燭が差し込まれていた。
ひ、と声を出したが、蓮様は毅然とした態度を崩さなかった。
その異様な空間を引き裂く様に奥の扉が勢いよく開かれた。
「ようこそおいでくださいました!」
「伯爵、お手紙ありがとう」
「いいえいいえ!!ご無沙汰致しておりますね!」
大分ふくよかな男性がシルクハットを上げて見せた。大きな声と豪快な笑い声がこの空間にとても不釣り合いだった。伯爵と呼ばれた男性は、縄のようなものを持ち上げて蓮様に見せる。
「蓮さま、早速ではございますがペットを連れて歩いてはいかがでしょうか!」
ぐっと無遠慮に縄を引く。背後からううぅ…と呻きながら、やはり全裸で後ろ手に拘束された複数の女性。煌びやかなピアスが両の乳首からぶら下がっており、ピアス同士は細い鎖できつく繋がれていた。それぞれの乳首ピアスからはもうひとつ鎖が伸びていて、視線を下に落としてみるとそれはどうやら足の間へと繋がっているようだった。三角形を作った鎖はそれぞれ紐が結ばれ、その先は男性の縄に繋がっていた。
「乳首ピアスは交換可能、クリピアスは種類を増やしまして今や数百種類!このように縄を引けばかわいいペットがお供いたしますよ!」
ぐっと引っ張る度に敏感な突起を繋がれた女性たちは呻いた。とても大きなギャグボールはとても苦しいのだろう、胸に涎を垂らす人も少なくない。
「いいや、結構。ありがとう伯爵」
「そうですか…ところでそのメイドは?服を着た奴隷など聞いたことがありませんな」
ぐ、と蓮様を纏う空気が冷えた。
四つ足の椅子に逆さまに寝かせられ、全裸のまま四肢を拘束された女性たちが向こう側の扉まで等間隔に並んでいる。天井に向かって大きく足を開かされ、その足の間には色とりどりの花が生けられていた。猛獣のような低いうめき声は、轡を噛まされたこの女性たちが発していた。
「れ、蓮さまっ…」
「ふふ…鈴は初めて見るね。大丈夫。ここはそういう場所なんだ」
いつもと変わらない穏やかな笑みで私のおでこにキスを落としてくださったが、この異様な光景に心臓が破裂しそうだ。蝋燭の灯がゆらゆら揺れている。その燭台をよく見るとそれは、天井から逆さ吊りにされた女性の性器に火が点いた蝋燭が差し込まれていた。
ひ、と声を出したが、蓮様は毅然とした態度を崩さなかった。
その異様な空間を引き裂く様に奥の扉が勢いよく開かれた。
「ようこそおいでくださいました!」
「伯爵、お手紙ありがとう」
「いいえいいえ!!ご無沙汰致しておりますね!」
大分ふくよかな男性がシルクハットを上げて見せた。大きな声と豪快な笑い声がこの空間にとても不釣り合いだった。伯爵と呼ばれた男性は、縄のようなものを持ち上げて蓮様に見せる。
「蓮さま、早速ではございますがペットを連れて歩いてはいかがでしょうか!」
ぐっと無遠慮に縄を引く。背後からううぅ…と呻きながら、やはり全裸で後ろ手に拘束された複数の女性。煌びやかなピアスが両の乳首からぶら下がっており、ピアス同士は細い鎖できつく繋がれていた。それぞれの乳首ピアスからはもうひとつ鎖が伸びていて、視線を下に落としてみるとそれはどうやら足の間へと繋がっているようだった。三角形を作った鎖はそれぞれ紐が結ばれ、その先は男性の縄に繋がっていた。
「乳首ピアスは交換可能、クリピアスは種類を増やしまして今や数百種類!このように縄を引けばかわいいペットがお供いたしますよ!」
ぐっと引っ張る度に敏感な突起を繋がれた女性たちは呻いた。とても大きなギャグボールはとても苦しいのだろう、胸に涎を垂らす人も少なくない。
「いいや、結構。ありがとう伯爵」
「そうですか…ところでそのメイドは?服を着た奴隷など聞いたことがありませんな」
ぐ、と蓮様を纏う空気が冷えた。