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SMを詰め込んだ短編集
第5章 ようこそ奴隷パーティへ!/SM・奴隷
「こちらはいかがですか蓮様。これは乳首のみならず、乳房全体を吸引致します。それで、一定の間隔でこのいじらしくかわいらしい乳首目掛けて電流が流れますし、ここをどうぞご覧下さいませ…回転ブラシが見えますでしょうか。ランダムでこのブラシが回転して乳首を磨き上げます。ランダムですから、ゆったりしたオルゴールくらいのときもあれば扇風機くらいのときもありますゆえ、私どもでも調整は…」
「それを付けてくれ」
「はっ…?」
「聞こえないのか?これをアームに付けて鈴の慎ましい胸をいたぶってやれと言ったんだ」
「はいっ!すぐにでも…」

蓮様の目が一層鋭くなる。蓮様の害された気分がこちらまで伝染してくるようで、場の空気がピリピリとしている。
しかし私はそれどころではない。そんな恐ろしい器具が今まさにアームに取り付けられているところをただ黙って見ているしかできない。こんなものを装着されれば…

「スイッチはどうぞ、蓮様のお手で」
「うん。ありがとう」

大掛かりな装置の割に、リモコンは小さなものだった。蓮様の手にすっぽり収まるあのスイッチを押されては、この恥ずかしい胸がばかになってしまうかもしれない。

「蓮様…鈴が全て悪かったのです、どうぞお心を鎮めてくださいませんか…蓮様お願い致しますどうか…」
「しっかり反省しなさいね、鈴」

いつもはにこりと微笑んでくれるその唇が、悪魔のようなことばを告げた。
かちり。
無機質な音と共にキュイィィィン…と吸引が始まる。
両胸を一気に吸引されることなど初めてで、仰け反って抵抗した。それは胸の下にかけられたベルトのせいで全く意味をなさなかった。今しがたまで乳首をあの金属に挟まれていたせいであっという間に限界まで勃起した乳首がバチンと電気を受けた。
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