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SMを詰め込んだ短編集
第6章 日進月歩の調教日記/ペット
洋裁用の竹定規。俺は別に裁縫なんてしないが、竹でできたこれは全くしならずに鋭く短い痛みを与えると聞いて以来、調教の開始時に使っている。
まずは鈴の横側に立って、乳房に軽く当ててやる。ぺちん、と小気味よい音と、詰めた鈴の声が心地よい。


「いっかい…」

はあ、と息を吐いて鈴がカウントする。
2回、3回と軽めに叩き、今度は乳首を上からスイングするように叩いてやる。

「ぁああっ…よん、かいっ…ああっご、ごかい…」
「反対もね」
「んっああ!6回…!」

鞭に慣れてきたとはいえ、やっぱり敏感な乳首を叩かれるのは堪えるようで、真っ白できめ細かい肌にうっすら汗が滲んできている。それでも乳首打ちを辞めず、今日の数字、14回を叩き切った。
大きく息を吐いて、達成感に浸っている最中、今度はバラ鞭を乳房に打った。

「ああっ!い、1回!」

うーん。バラ鞭の音って本当に心地が良い。自分で腕を打ってみたことがあるが、音の割りにそんなに痛くはない。力の限りフルスイングした場合を除くだろうが、それでも乗馬鞭や一本鞭に比べれば痛みなど大したことはない。
でもこの音で鈴は今ご主人様に鞭を頂いているとしっかり認識することが出るようで、時々膣に深く突き刺した玩具の動きが鈍くなる。
愛液を床まで垂らすそこは大分滑りが良くなってきて、重たい玩具が抜け落ちるのは時間の問題だろう。口角が上がる。

10回目で鈴の体が跳ねた。構わず14回目まで連続で乳首を目掛け打った。すっかり真っ赤に染まっていてとても綺麗だ。

「頑張ったね。次はこれだよ」
「っ!」

息を詰める鈴に微笑んでやる。グイン、と玩具がうなった。タイマーを14分にセットしてから敏感になった乳首に冷感の強いゼリーをたっぷり塗ってやった。

「あっああぁ…ん、はぁっ」
「気持ちいいね?」
「はいっんんっ」
「鈴のかわいい乳首が大喜びしてるよ」
「ああっそんなに捻っちゃ…ああんんっ!」
「このゼリーってすっごく滑るんだよね。摘まんでも摘まんでも逃げてっちゃうよ」
「あっあっ!きゅって、しないでっ」
「どうして?どんなにきつく摘まんでも逃げてっちゃうのがいけないんでしょ。乳首もう少し大きくしたいな。そうしたら大きいクリップも使えるのに」
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