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SMを詰め込んだ短編集
第7章 オイシイ ケーキ イカガデスカ /調教
「そう。それはつらかったね。でももう大丈夫。好きなだけここにいればいい」
「ほんとう?」
「本当さ。君たちはとっても素直でいい子だし、健気に懸命に生きてきたんだ。これからは安心して過ごすといいよ」
「いいの?」
「もちろん。…さて、君たちは素直にお話してくれたから、お返しに俺のことも教えてあげるね」

内緒話をするように、ちょっとだけ悪戯っぽく人差し指を唇に当てた。

「俺はね、魔女だよ」
「魔女って女の人だと思ってた」
「男の人なのに、魔女?」

顔を見合わせる僕たちに堪えきれずといったふうに噴き出した。

「ふふっ。そこを指摘されるとは予想外だったよ。おもしろいね君たち…。まぁ魔女っていうのは便宜上そう言ってるだけだよ。魔女だからって、別に箒で空を飛んだり指から訳の分からない光線を出して攻撃したりは出来ない。そうだな…分かりやすく言えば、薬の調合や人よりちょっとだけ……」

ふわりと頭が軽くなった。途中からこの人──魔女が何を言っているのか理解できなくなる。
どくりと一度心臓が大きく脈打つと、いきなり汗が噴き出た。心臓はバクバクと脈打ち、体が酸素を異様に欲して必死に酸素を取り込んだ。体に心が全く付いていかなくなって、すり切れたぼろぼろの服を掴む。
──鈴!
霞む視界で鈴の姿を探すと、同じように胸元の服を握り締めて浅く呼吸しながら床で蹲っていた。

「り、ん…!」
「おっと、坊ちゃん大丈夫?はは。体が小さいから薬が効きすぎちゃったかな。でも心配ないよ。命に関わるような薬じゃないんだ。ちょっとパニックになってるだけだよね。さあおいで」

がりがりの僕の体は簡単に持ち上げられてお菓子がたくさん乗ったテーブルに優しく下ろされた。同じく鈴も抱えられ、僕の隣に横たわらせた。

「ひどい思いをしてきた君たちに、セックスは気持ちいいってことを教えてあげるからね。なに、心配ないよ。坊ちゃんのお尻に突っ込んだり、無理に俺のものをお嬢ちゃんに突き刺したりしない。一緒にトラウマを解消して気持ちよくなろうね」
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