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愛おしいキミに極甘な林檎を
第34章 アナタを信じているから……

ずっとモヤモヤしていたソラ先輩のことを話してみると女友達は目を見開いた。
「……それって浮気してるんじゃない?付き合いが長いなら色んなことがマンネリしていると思うし」
「してないと思うけど……」
毎日ハグやキスをしてるし、セックスの頻度も多い。
突き放されている感じもしないし、今でも大切にされているからマンネリは感じていないと思う。
「男の携帯は見るものじゃないよー?他の女とのやましいメッセージとかエッチな動画や画像が入ってるし。
彼女に内緒で出会い系アプリをやってる男だっているんだよ?」
「へっ、へえ……。それは怖いね……」
そこまで言う女友達はどんな経験をしてきたんだろう。
エッチな画像や動画は仕方ないとして、ソラ先輩は他の女とメッセージのやり取りをしていないと信じたい。
もしもの話を聞いて余計に不安になっていると、私に向かって小さく手を振って近づいてくる人が目に入った。

