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愛おしいキミに極甘な林檎を
第34章 アナタを信じているから……

結局、知ることもできずに私は眠りに落ちて目が覚めた時にはソラ先輩のベッドで寝ていた。
自分の足で歩いてきた記憶がないからどうやって帰ったのか覚えていない。
朝になってからソラ先輩に昨晩何があったのか問い詰める。
「私が寝た後に理人さんと何を話していたんですか?私の服を脱がして変なこととかしてないですよね?」
「俺が許可するわけないだろ。何を話していたのかは男同士の秘密だよ」
「また秘密ですか。もう、いつの間にか仲良くなっているんですから」
「どうなんだろうね。あ、お盆休みに一度顔を出して欲しいって瀬戸内さんが言っていたよ。行っておいで」
潔く祖父の家に行って来いと言われて耳を疑う。
昨晩、ソラ先輩は理人さんに何を吹き込まれたんだろうか。

