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愛おしいキミに極甘な林檎を
第35章 ひとりの時間に……



二次会でカラオケに行った時、お酒で酔った私が眠っている間になにか話していたはずだ。

世間話をするために会ったんじゃないだろうし……。


ソラ先輩は“男同士の秘密”っと言って教えてくれなかったけど、絶対に私が関わっているような気がしてたまらなかった。



「なにって一緒にいたんですし、聞いてましたよね?」


「カラオケに行って私が寝た後です。二人で何かしてたでしょ!」


「そうですね。二人でしてました」


「まさか……、私の彼氏にエッチなお店とか教えてないですよね?風俗とかソープとかSMクラブとか……」



「その発想をする風子さんの方が欲求不満なんじゃないですか?大体、僕らがそんな話をするわけないでしょう」


「むむむっ……。じゃあ、なんです?」


答えを心待ちにして強い視線を送ると理人さんは少し口角を上げた。


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