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愛おしいキミに極甘な林檎を
第5章 本物の愛を探して…

「ほっ、本当ですか!?」
「承諾してくれるなら今すぐお前の今の両親に金を渡しに行かせる」
本当はまだ結婚したいとは思えない……。
私自身がまだ幼くて、親になる自信がないから子供を産むのも怖い。
でも自分の子供のように私のことを育ててきてくれた今の両親を考えると人として強くなるために前に進みたくなる。
二人には私を幸せにしてくれた分、幸せになってもらいたいから……。
色々思うことはあるけれど、つらい恋愛を繰り返すよりは落ち着いて幸せに暮らした方が私にとってもいいはず……。
「分かりました。……ですが、私から条件があります」
「うむ。何でも受け付けよう」

