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愛おしいキミに極甘な林檎を
第5章 本物の愛を探して…

「はい、僕に子供はいません。言っておきますが、僕は独身で結婚歴もありませんからね」
瀬戸内さんにこんなに年の離れた弟と妹がいたなんて意外だ。しかも……可愛い。
でも見た感じ二十歳以上離れていそうで何か理由がありそうだった。
幼い二人の勧めもあって四人で一緒にご飯を食べた。
私には兄弟がいないから子供の扱いが分からなくて不安だったけど、二人が人懐っこいおかげですぐに仲良くなることができた。
「兄ちゃん、甘いお菓子が食べたい。作ってよー。おじょうさまが来てる時くらい贅沢してもいいじゃん」
「晩御飯を食べてもまだ足りないんですか。……僕はお菓子は作ったことがないから作れませんよ」
「それなら、私が作ります。お菓子ならよく作ってるので無難になら作れると思います」

