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愛おしいキミに極甘な林檎を
第39章 キミに告げる愛



異変を目にしたソラ先輩は唖然として大きく瞬きをしていた。


きっと私が涼しすぎる格好をしているせいだと思う。


でも頼まれてもいないのに、この格好をするのは顔から火が出そうだった。



「ほっ、ほら!妻が裸エプロンで出迎えてくれたら旦那さんは嬉しいって言うじゃないですか」


きっかけを作り、妻や旦那と言った単語を出して結婚の話題を引き出す作戦。


新妻を連想させるために私は裸になってフリルの付いている可愛いエプロンをつけた。



この姿を見たソラ先輩は最初は驚いていたようだったけど所詮は男。

私の裸エプロン姿を見て喜んでいるようにも見えた。


よしよし、今のところ上手くいっている……。



胸を押し付けるようにしてソラ先輩の腕に絡みきながらリビングに向かう。


「口元が笑っているようですけど嬉しいですか?嬉しくないですか?」



「ははっ、嬉しいサプライズだよ。……お盆休みに風子が読んでいたエッチな雑誌からそういう情報を仕入れてくるのかな?」


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