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愛おしいキミに極甘な林檎を
第39章 キミに告げる愛


考えても分からないことを聞いてみると、課長は私が印刷した紙が入っているクリアファイルを取って確認していた。


その横で返事をしてもらうまで諦めずにじっと待つ。


何度も聞いてしつこいと思う。

でも知っていそうなのは課長しかいない。

ソラ先輩の元気のない顔を見たくなくて必死だった。



「……乙羽が子供っぽくて困るっと言っていたな」


「えっ!?私の愚痴を言っていたんですか……?」



「はははっ、冗談を言ってみただけだ。乙羽のことは悪く言ったりしていないに決まっているだろう。

オレに相談してきたのは上司としてどう思うかということだな」


「上司……?」



「乙羽にも置かれた立場があったように塑羅緒くんにも何かあるんじゃないか?」


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