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愛おしいキミに極甘な林檎を
第40章 婚約者として……

「えっ!?そんなものを買っていたんですか!?」
「いつか風子に試してみたいと思っていて。急いでサプリメントを入れている棚から取ったから間違ってしまったみたいで……」
「もう!なんて物を朝から飲ませるんですか!」
「ごめん、ごめん。本当は今のは――――」
「あっ、そろそろ出ないと遅刻するのでいってきます」
仕事に行く時間が来て、急いで靴を履いて玄関のドアを開けて外へと出た。
でもエレベーターに乗ってから最後まで話を聞かずに出てきたことを後悔する。
何気ない会話ができるのは当たり前じゃないし、ソラ先輩が急に入院することだって有り得るのに……。
帰ったら謝ろう……。
変な物を飲ませられたのは腑に落ちないけど……。

