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愛おしいキミに極甘な林檎を
第40章 婚約者として……

濡れたパンツが気になりながらも仕事をして昼になり、時計を見てふと思う。
ソラ先輩は診察が終わって会社に行った頃かなっと……。
病院ではどんな診察を受けてきたんだろう……。
自分のことでさえ大変なのに、今日は時間に余裕があるからと私の分のお弁当まで作ってくれた。
中身は見ていないから分からない。
周りを警戒して弁当箱の蓋を開けると、見た目は私が作る弁当と似ていた。
よく見ると具材が不揃いに切られていて不器用ながらも一生懸命作ってくれたのが伝わってくる。
スクランブルエッグになっていた卵焼きも、茶色い焦げ目がつきながらも巻かれていて上達していた。
婚約してからも手を抜かずに愛されている……。

